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文章で悩むのは”時間のムダ!”

  • いつも似たような目標ばかり・・・
  • 同じような目標で 照会に何書けばいいのか 分からない
  • 文章を書くのは 時間がかかって めんどくさい・・・

そんな悩みをお持ちの「ケアマネさん」「サービス提供責任者さん」

どうせ誰も読まないんだから 事務作業は”秒”で終わらせよう!

📌上手な目標の立て方は ケアマネだけじゃなく サ責→和光式の短期目標にも使える!
📌「照会」を覚えたら 担当者会議やモニタリングにも使える!
📌っていうか 担当者会議=モニタリング=照会 すべて同じもの!

まずは 下記の文例を丸写しでOKです! このページを登録して 辞書代わりに使ってね!

さらにレベルアップしたい方は 後半に

  • 文章の書き方のコツ
  • AIの使い方

も掲載しています!

今すぐ活用して 事務作業を秒で終わらせよう!

身体動作の目標例と照会文例

基本的日常生活動作(BADL)に関するケアプランの目標文例と 照会の文例です 汎用性を考慮し「一部達成」を前提とした文例にしました

🦶室内歩行

目標例:室内を手すりにつかまりながら, 転倒なく移動できる

照会:(一部達成の文例)

室内での移動は, 手すりを使用すれば安定していますが, 方向転換時などにふらつく場面があり, 完全な自立とは言えない状況です 目標は一部達成と考えます 今後も転倒予防を意識しながら見守り支援を継続予定です 

🧎‍♂️‍➡️起居動作

目標例:ベッドから自力で起き上がり, 椅子に座る動作が安全に行える

照会:(一部達成の文例)

起き上がりは自力で行えるようになってきましたが, 立ち上がり時には介助や声かけが必要な場面があります 目標はおおむね達成されていますが, 一部支援継続が望ましいと考えます 

🧑‍🦯‍➡️屋外歩行

目標例:杖を使用して, 自宅周辺を一人で10分程度歩行できる

照会:(一部達成の文例)

杖を使用し, 自宅前の歩行は自立できています ただし段差や長距離移動には不安が残りますので, 見守り・声かけ支援を継続しています 目標は一部達成です 

🚶‍♀️‍➡️外出頻度

目標例:週に1回, 通所サービスや近所への散歩などで外出できる

照会:(一部達成の文例)

通所サービス利用時など, 週1回程度の外出は継続できていますが, それ以外の自主的な外出は少ない状況です 目標は一部達成であり, 今後も意欲が維持できるよう声かけを行っていきます 

🧻排泄動作

目標例:日中はトイレで排泄ができ, 失禁が減少する

照会:(一部達成の文例)

日中はほぼトイレでの排泄ができていますが, 夜間に失禁が見られることがあります 全体としては一部達成と判断しています 今後も記録を確認しながら支援を継続してまいります 

🍽️食事動作

目標例:自力で食事を摂取し, 1日3食を安定して食べられるようにする

照会:(一部達成の文例)

食事は自立して摂取されていますが, 食事量にむらがあるため, 栄養面のばらつきが懸念されます 目標は一部達成と考えます 見守りと声かけを継続して行ってまいります 

♨入浴動作

目標例:週2回, 見守りのもとで安全に入浴できる

照会:(一部達成の文例)

浴室までの移動や洗体はおおむね自立されていますが, 浴槽への出入りに不安があるため介助が必要です 目標は一部達成であり, 今後も安全面に留意して支援を行ってまいります

👕着脱衣動作

目標例:上下の衣類を自分で着脱できるようにする

照会:(一部達成の文例)

上衣の着脱は自立していますが, 下衣はバランスを崩しやすく介助が必要です 目標は一部達成として, 今後も必要に応じた支援を続けていきます

生活・家事動作の目標例と照会文例

生活関連動作(IADL)に関するケアプランの目標文例と 照会の文例です 照会は「一部達成」を想定した文面にしています

🧹掃除

目標例:居室内の掃除を週1回, 自分で行えるようにする

照会:(一部達成の文例)

居室の簡単な掃除(ほうき, ちりとりなど)は実施できていますが, 床掃除や隅の清掃など細かい部分は困難です 目標は一部達成で, 支援継続予定です

🫧洗濯

目標例:週に1回, 洗濯機を使って衣類を自力で洗えるようにする

照会:(一部達成の文例)

洗濯機の操作はご本人で行えますが, 干す・たたむ動作には支援が必要です 一部達成と判断しています 引き続き支援と声かけを行います

🛒買い物

目標例:週に1回, 近所のスーパーまで買い物に出かけられるようにする

照会:(一部達成の文例)

買い物リストの作成はご本人で行えていますが, 外出による買い物は付き添いが必要です 一部達成であり, 今後も同行支援を行ってまいります

🔪調理

目標例:簡単な朝食(パンと飲み物など)を1人で用意できるようにする

照会:(一部達成の文例)

簡単な食事(インスタントや温めなど)は対応可能ですが, 包丁や火を使う調理には不安があります 目標は一部達成と考え, 見守りと一部調理代行を行っています

🗄️整理

目標例:部屋の中を整理整頓し, 物の位置が把握できるようにする

照会:(一部達成の文例)

日用品の置き場所や整理はできていますが, 細かい書類や冷蔵庫内の管理には支援が必要です 目標は一部達成とみて, 今後も声かけとサポートを継続します

🚮ゴミ出し

目標例:週2回, 指定のごみ出し日に玄関先までゴミを出せるようにする

照会:(一部達成の文例)

ゴミをまとめることは可能ですが, 玄関先まで運ぶのは困難なため, 職員が代行しています 一部達成として, 継続支援を予定しています

🩺通院

目標例:介助を受けながらも, 定期通院を継続できるようにする

照会:(一部達成の文例)

通院の予定や準備はご本人で把握できていますが, 当日の付き添いや交通手段の確保は必要です 一部達成と判断し, 通院支援を継続予定です

💊服薬

目標例:朝・夕の服薬を自分で確認しながら飲めるようにする

照会:(一部達成の文例)

薬の認識や服薬時間の意識はありますが, 時折飲み忘れが見られます 目標は一部達成とし, 引き続き声かけと確認を行ってまいります

💴金銭管理

目標例:必要な日用品の支払いを自身で管理できるようにする

照会:(一部達成の文例)

小額の現金管理や支払いは可能ですが, 金額の大きい支払いについては支援が必要です 一部達成と判断し, 今後も確認支援を継続していきます

🤝社会参加

目標例:週1回, サロンや地域行事に参加し, 人との交流をもてるようにする

照会:(一部達成の文例)

通所や地域行事には意欲的に参加されていますが, 頻度に波があるため, 目標は一部達成と判断しています 今後も声かけを行いながら見守り支援を続けていきます

要支援の目標例と照会文例

介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型独自サービスのうち よくありそうなシーンを想定した 目標・支援のポイント・セルフケア・インフォーマルサービスの文例と その照会文例です 汎用性を考慮し「一部達成」を前提にしています

家事全般の支援

  • 目標:腰に負担のかかる家事支援を受ける事で 自宅で生活することができる
  • 支援ポイント:洗濯物干しなど できない部分のみをの支援を行う
  • セルフケア:洗濯やテーブル拭きなど 自分でできる事は自分で行う
  • インフォーマルサービス:衣替えは家族が行う

照会文例:(一部達成の文例)

洗濯機や簡単な片付けは本人で対応できており, 体調に応じて無理のない範囲で家事に取り組まれています 調理や掃除など 長時間の立ち仕事には 一部支援が必要な箇所は引き続き対応中で ご家族とも役割分担ができており, 目標は一部達成と判断しています

掃除支援

  • 目標:自室の掃除を自分で行っている
  • 支援ポイント:掃除機がけ等 出来ない部分のみ 支援する
  • セルフケア:ベッド周りや卓上は 本人が行う
  • インフォーマルサービス:ガス台周りなど 時間のかかる掃除は年1回家族が業者に依頼

照会文例:(一部達成の文例)

ベッド周りや卓上の整理整頓はご本人で行えており, 掃除機がけなど難しい部分のみ支援しています ご家族も年1回の業者依頼を継続しており, 自室の清潔はおおむね保たれているため, 目標は一部達成と判断します

調理支援

  • 目標:引き続き自分で調理ができている
  • 支援ポイント:振戦がみられる時の食材カットや鍋の移動などは ヘルパーが行う
  • セルフケア:メニューの決定や危険性の低い調理は 本人が行う
  • インフォーマルサービス:家族が買い物を行う

照会文例:(一部達成の文例)

包丁を使う工程には支援が必要ですが, その後の調理工程はご本人で安定して行えています ご家族からの食材提供も継続されており, 目標は一部達成と考えます 今後も危険な部分を中心に支援し, できる範囲は継続して自立を促していきます

共に行う買い物支援

  • 目標:歩行器を使用して 近くのスーパーに安全に買い物できるようになる
  • 支援ポイント:外出前の移動時にふらつきがないか確認し 必要に応じて声かけや一部介助を行う 段差や坂道には特に注意し 本人が安全に歩行器を扱えるよう見守る
  • セルフケア:歩行器の使用方法を習得し 体調や足の痛みの程度を自分で判断して無理をしない範囲で外出の準備を行う
  • インフォーマルサービス:家族は靴などを準備し, 雨天時は家族が準備したタクシーチケットを利用する

照会文例:(一部達成の文例)

歩行器の操作には慣れてこられ, 自宅敷地内や短距離での外出にはご本人で対応できるようになってきています 体調や足の状態に応じて無理をされない点も定着しており, 目標は一部達成と判断します 今後も外出の安全確認と段差対応などを中心に見守り支援を継続してまいります

入浴支援

  • 目標:1人で安全に入浴できる
  • 支援ポイント:滑りやすい箇所は ヘルパーが注意喚起や環境整備を行う
  • セルフケア:移動時はしっかり手すりを握り転倒に注意する
  • インフォーマルサービス:家族は 年に数回は浴室の掃除や足ふきマットを準備する

照会文例:(一部達成の文例)

手すりを使用しながら浴室への移動や洗身動作はほぼ自立されていますが, 浴槽の出入りに不安があり見守り支援を継続中です ご家族とも連携し脱衣所の環境整備も行われており, 目標は一部達成と判断しています 

発展編~自分で考えたいあなたへ~

文章を書くのが苦手・・・

そう思っているアナタ! 大丈夫です ケアマネさんもサービス提供者さんも ほとんどの介護関係の人は 文章を書くのが苦手です だって 文才があれば 別の仕事してたでしょう?

そんなアナタに 文章を書くコツをお伝えします

ケアマネ向け~目標のマンネリ化を防ぐ方法

短期目標が毎回「ワンパターン」になってしまうあなたへ
計画書に「生活のリアル」を取り戻す3つの視点と 1つの安心感をお伝えします

▶ コツ①「動作」ではなく具体的な「生活場面」

NG:安全に歩行できるようにする

OK:「スーパーひまわり」まで歩行器を使って買い物に行けるようにする

「歩行」ではなく「どこで・何のために歩くのか?」まで落とし込みましょう
具体的に想定することで その次の目標まで 例えば場所を遠くしたり 用具を杖に変えたり バリエーションが広がるのです

▶ コツ②具体的な数値目標を入れる

NG:事故のないように入浴ができるようにする

OK:「週2回自宅の風呂に入る」

NG:転倒なく安心して歩けるようになる

OK:「5m歩行を6秒切る」「手引きで50m歩けるようになる」

「『転倒』や『事故』の無いように・・・」 こういう系の目標は, 効果測定ができません なぜなら転倒や事故が起きてしまっては遅いからです 「事故直前の体力」と「余裕がある時体力」の差が分かりませんよね? だから, 数値目標がいいのです 具体的な数値目標を立てることで, 各事業所は目標達成が分かりやすくなりますし, 次回の目標も立てやすくなります

▶ コツ③「その人らしさ」を入れる

NG:転倒なく過ごす

OK:「コケない」

NG:整理整頓ができるようになる

OK:「裁縫道具だけは自分で片付ける」

計画書は監査やケアマネ裁判で見せる為ではありません 目標はお客さまに伝わらなければ意味がない  文章力が無いのに小難しい表現を使っても お客さまには伝わりません 「お客さまに伝わる言葉」「何をどうする?」「なぜそれが大事」 これらを少し入れるだけで, グッとその人らしい個性のある目標になります

同じ目標でもOKな場合も?

目標には 達成すべき「達成目標」と 現状維持を目指す「継続目標」とがあります

例えば

93歳のお客さま:「近くのスーパーに買い物に行けるだけで大満足」
腰椎以降 対麻痺のお客さま:「車いすで週1~2回好きな買い物ができれば充分」

そんな方もいらっしゃるでしょう 状態が安定し, フィジカルの改善が見込めない場合は, 「継続目標」が妥当 そんな方は, 長年目標が変わらない方がいてもいいと思います

サ責向け~「照会・担当者会議・モニタリング」は全部同じ!

◆ 照会・担当者会議・モニタリングは, 何のためにある?

「照会」「担当者会議」「モニタリング」どれも目的は「専門家から意見を聞く」です
なので, それぞれに 言うことや文面を考えなくてよいのです!

ぜーんぶ同じでOK!

◆ 基本構成は3つだけ!

以下の3点を頭に入れておけばOKです

項目内容
① 現状以前と比べてどうか(変化があるか)
② 目標の達成状況短期目標は達成できたかどうか
③ 今後の希望・提案これからどうしていきたいか

◆ 例文で学ぶ!カンタンな書き方

🔶 身体介護の実例

【①現状】
利用開始時よりも歩行の安定感が出てきた 手引き歩行がスムーズになっている

【②目標の達成状況】
「トイレ移動を安全に行う」という短期目標は ほぼ達成

【③今後の希望・提案】
今後は「見守り」中心の支援内容に調整していただきたい


🔶 生活援助の実例

【①現状】
ご自身で洗濯されるようになり, ヘルパー介入の機会が減少 調理は引き続き支援が必要

【②目標の達成状況】
「洗濯を一人で行えるようになる」は達成

【③今後の希望・提案】
調理支援については継続し, 洗濯は必要時のみの対応でよいと考える

①現状 ②目標の達成状況 ③今後の希望・提案 この3つを忘れないで!

◆ 文章を書くときのポイント

難しい言葉は使わない(「どうせみんな文章力はない」「お客さまも読めない」)
1単語ずつ区切って書くとわかりやすい
どうしても文章にしたければAIを使う(「Chat GPT(OpenAI)」「Gemini(Google)」「Copilot(Microsoft)」など手軽に無料で使える!)

文章生成AIの使い方

Step1:1単語ずつピックアップ

①現状:最初 最近 安定 手引き歩行 スムーズ だんだん
②達成状況:「トイレ移動を安全に行う」 短期目標 ほぼ達成
③今後の希望・提案:今後 見守り 変えたい

Step2:文章生成AIに命令

①現状:最初 最近 安定 手引き歩行 スムーズ だんだん
②達成状況:「トイレ移動を安全に行う」 短期目標 ほぼ達成
③今後の希望・提案:今後 見守り 変えたい

以上をケアマネへの報告として文章にして

Step3:文章の出来上がり

最初はふらつきが目立ち不安定でしたが, 最近は安定しており, 手引きでのトイレまでの移動もスムーズになってきています 短期目標である「トイレ移動を安全に行う」については, ほぼ達成されていると判断しています 今後は見守り中心の支援へ変更していくことも検討できると考えています 

簡単ですね!

よくある不安とその解消法

  • Q:漢字が苦手でも大丈夫?
     → ひらがな・口語調でもOK 伝わることが大事 賢く思われたいならAIにお任せ!
  • Q:書く時間がない!
     → メモ書きでOK 清書はAIに!
  • Q:そもそも何を書いたらいいか分からない…
     →「前と変化なし」でも立派な情報 ケアマネさんは現場を知らないのですから

◆ まとめ:文章は「報告メモ」でOK!

難しく考えなくても大丈夫

「現場で気づいたこと」を素直に書き 単語をつなげるだけで 立派な文章になります

📌文章の邪魔をしているのは, アナタの「賢く思われたい」という見栄っ張りな気持ちなのです

どうしても文章にしたければ, 文章生成AIに投げましょう 3秒で書いてくれます 気にくわない文章だったら, 書き直してもらえばいい 人と違って, AIは「怒ったり」「めんどくさがったり」しませんよ! 福祉分野におけるAIの活用は近年注目されており, 介護支援, 福祉サービスの効率化, 利用者のQOL向上などを目的としたAI技術の導入が進められています

アナタは今のままで, 地域福祉の役に立っています だからこれからは自信を持って! ぜひ「等身大の文章」にチャレンジしてみてください!