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介護職の給料 上がります

・臨時国会で処遇改善を議論
・補正予算の給付は 2026年2〜3月の可能性大
・令和8年度:報酬改定・処遇改善加算の引き上げも濃厚

令和7年10月21日~12月17日「第219回臨時国会」で, 介護職の処遇改善が話題に 補正予算の中で, 介護職の処遇改善が検討されており, 過去の流れからみると 2026年の2〜3月に実施される可能性が高い と見ています

さらに, 3年に一度の法改正を待たず, 令和8年度に介護報酬の改定・または処遇改善加算の引き上げが行われる方向性も濃厚 だと思います

政治は流動的ですけれども 首相が明言していたので 何らかの形で処遇が上向くのは確実だと思われます

処遇改善はこの先も続く!

人口動態を考えるに
・働く世代が減る
・高齢者が増える
→ 需要が増え, 報酬は長期的に必ず上がる

私は現在の状況を「自然な帰結」として冷静に見ています

「今の総理が良いから」「維新と組んだから」など 短期的にはそういう見方も可能ですが 政治に関わらず, 長期的に介護報酬はずっと上がると考えています 理由はシンプルで, 政治よりも“人口動態”で決まるからです

長いスパンでみた時, 最も大きな要因は 「働く世代が減り, 高齢者が増える」という人口構造そのもの
働き手が少なく, ケアを必要とする人は増える 需要が増えれば価格(=報酬)は上がる 基本的にモノの値段は 市場の動向できまります これは経済の基本原理 だから私は 目先の小さな変化をあまり見ていないんですね

処遇改善がゆっくりな理由

・介護の価格は“国が決める”
→ 市場より変化が遅い
・でも長期の流れは「確実に上向く」

ただし 介護の価格は市場ではなく国が決めるため, 世の中の変化より反映が遅れます これが「介護職は食いっぱぐれないけれど, 給料の上昇は遅い」という職業特性があるんですね
それでも, 広い視点でみれば「高齢者が増える → 介護の需要が増える → 報酬が上がる」という流れは自然で, 変わることはありません 今回の処遇改善も, その大きな流れの一部に過ぎないのです

ですから 介護職の皆さんには 目先のことで一喜一憂するのではなく 大きな流れで考えて置くとよいですね

では 今すぐ収入を増やすには?

結論:

仕事を掛け持ちしましょう

ただし

「時間を売る掛け持ちは失敗します」

とはいえ, 「今すぐ手元のお金を増やしたい」という方も多いと思います 資産を作る方法はいろいろありますが, 細かい話は置いておき, まずシンプルな結論を伝えます 

「仕事を掛け持ちしましょう」

これが一番手っ取り早い方法です 
ただし注意点があります 「時間を売るタイプの掛け持ちは, ほぼ失敗する」ということです

だけど”時間の切り売り”は失敗する

これからの30年は
・高齢者が増え, 昭和的価値観が残る
→ 紙・対面・ハンコ・残業が多い
・IT化が遅れ, 非効率な対面仕事のニーズが増える
→ 体力仕事 × 体力仕事 = 長続きしない

「時間を売るタイプの掛け持ちは, ほぼ失敗する」
どういう意味でしょうか?

「高齢者が増える」というのが”ミソ” 昭和的な価値観の人口比率が高いまま残っているということなんです

具体的には

  1. 「お客さまは神様」
  2. 「仕事残業してナンボだ」
  3. 「紙とハンコの方が信頼できる」
  4. 「学歴や資格がすべて」

こんな非効率な, 人力の考え方です

ITの得意・不得意は, 50代前後を境に分かれています 「デジタルよりアナログの方が安心」という意見はよくありますが, 分かりやすくいうと, ファミコン世代の前か後かでIT適性が大きく変わります 極めてシンプルな話です 

要するに, 「ゲームを通らなかった世代」は, IT化がなかなか進まない オンラインで済む手続きも, わざわざ来てもらったり, 店に行ったり, 役所へ行ったりと, “人と会うこと”そのものが仕事だと思い込まれているのです 高齢者人口が多い今, この「昭和の価値観を維持してくれ」という圧力が, あちこちで発生しているわけです 

「人手のかかる仕事を求める声は減らないのに, 働く人は減る」
これが少子高齢化の本質です

この矛盾を解消するには

仕事量は変わらないのに働き手が減る ならば効率化して稼働を増やすしかない

当たり前の帰結です

ですから昭和の専門職志向の人ほど, これから収入が伸びにくくなります 一つの領域に特化しているぶん, 他の仕事を掛け持ちしにくいからです よくヘルパーさんで「現場だけでしっかり稼ぎたい」という方がいます それ自体は悪くないですが, 先ほど触れたように, 介護職の給料は国が決めるため, 昇給のスピードは遅い 
つまり, 「介護の未来は明るいが, その途中はしんどい」というのが現実です 

だからこそ, 仕事を効率化して, 掛け持ちしましょう これが, これからの時代に合った稼ぎ方です

正しい掛け持ちとは?

介護を“軸”にしつつ
体力に頼らない「知的労働」を足す


ポイント:
・時間の自由度が高い
・在宅でできる
・スキルが積み上がる
・介護経験と相性が良い

仕事の掛け持ちの基本は 今の介護の仕事を“基軸”に置きながら, 時間や体力に縛られない知的労働を組み合わせることです

介護に見切りをつけて 他業種に行く人を見ますが これは得策ではありません 「介護経験」は10年後のあなたをめちゃくちゃ助けてくれるからです
ついでにもう一つ ケアマネや介護事務への転職も悪手です 掛け持ちならOK とにかく「現場経験」は続けてください

一番の悪手は「日中はヘルパー, 夜はキャバクラでアルバイト」という

“体力勝負” × ”異業種” の組み合わせ

・体調に依存
・時間を縛られる
・頭の切り替えが難しい

理由はシンプルです

掛け持ちが成功する条件は, その逆です 

“体力に依存しない 時間の自由度が高い 頭の切り替えがいらない スキルが蓄積され続ける仕事”を選ぶこと 

たとえば——これはあくまで例ですが

・介護事務のオンライン受託
・福祉タクシー
・家事代行サービス
・またはそれらの事業の管理者
・文章を書く仕事(ブログ・SNS運営)
・介護の知識を活かしたコンサルタント
・AIツールを使った介護の教材作り

こうした仕事は, 時間が細切れでも進むし, 介護の現場で疲れた日でも, 在宅で少しずつ積み上げられます

相性の良い掛け持ちとは?

相性の良い掛け持ちの例

・介護事務のオンライン受託
・福祉タクシー
・家事代行・管理業務
・文章作成(ブログ・SNS)
・介護コンサル
・AIを使った教材作り

→ どれも“体力を消耗しない掛け持ち”

仕事の掛け持ちの基本は 今の介護の仕事を“基軸”に置きながら, 時間や体力に縛られない知的労働を組み合わせることです

介護に見切りをつけて 他業種に行く人を見ますが これは得策ではありません 「介護経験」は10年後のあなたをめちゃくちゃ助けてくれるからです
ついでにもう一つ ケアマネや介護事務への転職も悪手です 掛け持ちならOK とにかく「現場経験」は続けてください

一番の悪手は「日中はヘルパー, 夜はキャバクラでアルバイト」という

“体力勝負” × ”異業種” の組み合わせ

・体調に依存
・時間を縛られる
・頭の切り替えが難しい

理由はシンプルです

掛け持ちが成功する条件は, その逆です 

“体力に依存しない 時間の自由度が高い 頭の切り替えがいらない スキルが蓄積され続ける仕事”を選ぶこと 

たとえば——これはあくまで例ですが

・介護事務のオンライン受託
・福祉タクシー
・家事代行サービス
・またはそれらの事業の管理者
・文章を書く仕事(ブログ・SNS運営)
・介護の知識を活かしたコンサルタント
・AIツールを使った介護の教材作り

こうした仕事は, 時間が細切れでも進むし, 介護の現場で疲れた日でも, 在宅で少しずつ積み上げられます

「知的労働ムリ!」と思う人へ

・キャバクラに転職する準備も2〜3週間
→ その時間で勉強すれば知識は身につく
・資格取得にも時間はかからない
→ 誰でも学べる

「自分には知的労働はムリ!」と思っている方 悩む暇があるなら 勉強してください
例えば キャバクラで働こうと思ったときに 求人を見て お店を選んで 面接して 採用されて実際に働き始めるまでに 早くても2~3週間かかりますよね?
2~3週間あるなら 勉強してください 青本でも介護事務でも, ブログやSNS運営でも, 2~3週間あれば 知識は身につきます 福祉タクシーの運転手だって免許取るのに1か月くらい

だから もっとクレバーに稼ぎましょうね 親和性の高い掛け持ちなら
心と体の疲労が重ならないため, 無理なく続けられる 
さらに, 続ければ続けるほどスキルが伸び, 単価も上がる 
だから知的労働の掛け持ちは“消耗型”ではなく“積み上げ型”になります 

ここが, 「バイトの掛け持ち」と決定的に違うポイントなんです 

介護 × 知的労働が最強の掛け持ちスタイル

・介護の未来は明るい
・ただし昇給はゆっくり
→ その“ゆっくり”を乗り切るのが掛け持ち戦略

働き手が減り続けるこれからの時代はざっと40年くらい続きます 私は専門家じゃないけれども 人口動態をみれば このくらいのことは 誰でも予測が付きます
そんな時代 ひとつの専門職だけでは収入の伸びに限界が出てきます また, 国の対応も, 時代に遅れて, 事務作業の軽減をしたり, 参入障壁を取り払うでしょう 具体的には 実地指導の簡素化や ヘルパー事業所要件の緩和などです AIに仕事は奪われませんが AIを使いこなす人には仕事を奪われます

だからこそ, 介護 × 知的労働 の組み合わせは, もっとも無理がなく, もっとも成長しやすい掛け持ちの形になります 

介護の未来は明るい 
ただし, 昇給の速度はゆっくり 
その“ゆっくり”の期間を乗り切るのが, この掛け持ち戦略です