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リスクの優先順位

何を優先に考えるか(お客・従業員の別を問わず)
1.生命
2.重篤(死の危険が切迫)
3.重症(生命の危険がある)
4.中等症(入院が必要)
5.軽傷・財産・人権
6.従業員や会社の名誉・財産

知らずにやってるかも!?身体拘束とは

施設と違って在宅の多くのお客さんが主導権を握っています したがって 身体拘束はあまりありませんが 知識として例を挙げておきます。

  • 徘徊防止のため 車いす・イス・ベッドに身体や手足を縛る
  • 落ちないように 車いす等に縛る
  • 自分で降りられないように 四方にベッド柵をする
  • 経管栄養・点滴などを抜かないように 手足を縛る ミトンをつける つなぎを着せる
  • オムツ外しをしないように つなぎを着せる ミトンをつける
  • 徘徊しないように 部屋や家の中に閉じ込める
  • 感染症を理由に 本人の意に背いて外出させない
  • 落ち着かせたり寝かせるために 過剰に睡眠薬や向精神薬を服用させる

問題にはならなかったですが コロナ禍に施設軟禁はたくさんありましたね 私的には憲法31条違反の可能性がありそうな事例は山ほど見たのですが・・・

身体拘束とは「行動の自由を奪う」行為すべて!
基本的に身体拘束は憲法31条違反です


緊急やむを得ない場合

  • 生命または身体が危険にさらされる可能性がとても高い
  • 身体拘束以外に方法がない
  • その時だけ・一時的である

これら3つの条件が揃わなければ 憲法違反です

身体拘束した際にやるべきこと

  • どうやって拘束したのか
  • いつ行ったのか
  • 身体拘束した時のお客さんの状況
  • 身体拘束した理由

これら4つを記録しなければ 法律違反です

「こゆとき」どうするの?

施設と違って在宅の多くのお客さんが主導権を握っています したがって 身体拘束はあまりありませんが 知識として例を挙げておきます。

在宅でこういうときどうする?FAQの一例
徘徊防止のため車いす・イス・ベッドに身体や手足を縛りたい
 ダメです 自宅はお客さまが一番安心できる場所を恐怖の場所にしてはいけません
落ちないように 車いす等に縛る
 車いすを変更しましょう
自分で降りられないように 四方にベッド柵をする
 ダメです 転倒リスクに備えて ベッドの高さを下げたり やわらかい床材を使います
経管栄養・点滴などを抜かないように 手足を縛る ミトンをつける つなぎを着せる
 仕方がない場合がありますが 医行為なので看護師や家族が行います
オムツ外しをしないように つなぎを着せる ミトンをつける
 先に 下着の快適性を検討しましょう
徘徊しないように 部屋や家の中に閉じ込める
 ダメです 近隣に協力要請します 交通量の多い道路の場合はAIセンサーを検討します
 また外出の原因を探りましょう 外出したい人の多くは 畑の見回りなどの原因があるもの
 「畑は息子に任せたから安心」など声掛けしてみましょう
感染症を理由に 本人の意に背いて外出させない
 ダメです ただし 家族の方針であれば 話し合いましょう
落ち着かせたり寝かせるために 過剰に睡眠剤や向精神薬を服用させる
 ダメです 判断も含めて医行為です