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服薬に係る支援のおさらい

介護保険に定めらるヘルパーの服薬に係る支援は 服薬介助(身体介護) 薬の受け取り(生活援助)だけです ここにおさらいしてみましょう

ケアプラン・訪問介護計画書に載っている時だけ

服薬に関わらず すべてのサービスに言えることですが
すべてのサービスは 指示がない限りは 行っても算定できません サービス残業みたいなものです

お節介の介助は 結局はお客さまの為になりません
客観的に必要性があり かつ計画書に記載がない場合は 提責・ケアマネに提案しましょう

服薬介助の手順(身体介助)

  1. 水の準備
  2. 配剤された薬をテーブルの上に出し確認(飲み忘れないようにする)
  3. 嚥下に問題が場合 トロミ剤等を準備
  4. 本人が薬を飲むのを手伝う
  5. 水または白湯を十分に飲んでもらう
  6. 服用したか確認
  7. 後片付け

薬の受け取りの手順(生活援助)

  1. 確認(店が開いているか 処方箋・お薬手帳・保険証・財布・出納帳の確認 など)
  2. 声かけし内容を確認・説明
  3. できれば出る前に薬局に電話する
  4. 財布(お金)を預かり 財布内の金額を確認
  5. 買い物を済ます
  6. 薬の確認 お釣りの確認
  7. 本人に許可を得て薬事情報を写メし提責に送る
  8. 必要に応じ 薬・薬事情報の収納
  9. 後片付け(財布や買い物袋の収納 など)

これはやらない!

  • 病状が安定していない方
  • 専門的配慮が必要な方
  • 一方化されてない配薬(PTPシートから取り出すのもダメ・家族が配薬するのはOK)
  • 指示を受けてない頓服薬の判断

こういう場合はケアマネや医療従事者に確認

  • 視覚障がいの方に 薬の場所等を伝える
  • 視覚障がいの方に 血糖値の数値を伝えたり メモリを合わせる
  • 民間療法(自作のドクダミエキスを塗布するなど)
  • 一方化または、本人・家族が分けたものを服用する手伝いのみ
  • 配薬はダメ PTPシートから出すのもダメ
  • 判断してはダメ 言われたことだけする

こんな時はケアマネに相談を
・大量に薬が余っている もしくは 足りない
・本人が適正な判断ができない

こんな時は!?

まとめ

  • 指示がない限りは服薬介助に関知しないのが基本
  • 言われたことだけする
  • 一方化または、本人・家族が振り分けたものを服用する手伝い
  • 配薬してはダメ
  • PTPシートから出すのもダメ
  • 判断するのもダメ
  • 頓服は医師の指示がある時のみ
  • 状態が安定していない人はダメ
  • 適正に服用できない方はケアマネに相談