服薬に係る支援のおさらい
介護保険に定めらるヘルパーの服薬に係る支援は 服薬介助(身体介護) 薬の受け取り(生活援助)だけです ここにおさらいしてみましょう
ケアプラン・訪問介護計画書に載っている時だけ
服薬に関わらず すべてのサービスに言えることですが
すべてのサービスは 指示がない限りは 行っても算定できません サービス残業みたいなものです
お節介の介助は 結局はお客さまの為になりません
客観的に必要性があり かつ計画書に記載がない場合は 提責・ケアマネに提案しましょう
服薬介助の手順(身体介助)
- 水の準備
- 配剤された薬をテーブルの上に出し確認(飲み忘れないようにする)
- 嚥下に問題が場合 トロミ剤等を準備
- 本人が薬を飲むのを手伝う
- 水または白湯を十分に飲んでもらう
- 服用したか確認
- 後片付け
薬の受け取りの手順(生活援助)
- 確認(店が開いているか 処方箋・お薬手帳・保険証・財布・出納帳の確認 など)
- 声かけし内容を確認・説明
- できれば出る前に薬局に電話する
- 財布(お金)を預かり 財布内の金額を確認
- 買い物を済ます
- 薬の確認 お釣りの確認
- 本人に許可を得て薬事情報を写メし提責に送る
- 必要に応じ 薬・薬事情報の収納
- 後片付け(財布や買い物袋の収納 など)
これはやらない!
- 病状が安定していない方
- 専門的配慮が必要な方
- 一方化されてない配薬(PTPシートから取り出すのもダメ・家族が配薬するのはOK)
- 指示を受けてない頓服薬の判断
こういう場合はケアマネや医療従事者に確認
- 視覚障がいの方に 薬の場所等を伝える
- 視覚障がいの方に 血糖値の数値を伝えたり メモリを合わせる
- 民間療法(自作のドクダミエキスを塗布するなど)
- 一方化または、本人・家族が分けたものを服用する手伝いのみ
- 配薬はダメ PTPシートから出すのもダメ
- 判断してはダメ 言われたことだけする
こんな時はケアマネに相談を
・大量に薬が余っている もしくは 足りない
・本人が適正な判断ができない
まとめ
- 指示がない限りは服薬介助に関知しないのが基本
- 言われたことだけする
- 一方化または、本人・家族が振り分けたものを服用する手伝い
- 配薬してはダメ
- PTPシートから出すのもダメ
- 判断するのもダメ
- 頓服は医師の指示がある時のみ
- 状態が安定していない人はダメ
- 適正に服用できない方はケアマネに相談