キャラクター:Illustration by 青トキエ
どんな感じで仕事したいですか?
どんな風に仕事をやりたいですか?
- 家族との時間を大切にできる範囲でやりたい
- 社会福祉に貢献したい
- お客さまに「ありがとう」と言われたい
- 仲間が好き
- たまの休みに「推し活」が楽しい
仕事のモチベーションは人それぞれでしょうが 共通点があります
それは「自分の感情」という点です
まぁ モチベーションだから当たり前ですね
ここでは「仕事の目的は自分の感情を達成するため」だと覚えておきましょう
思うように仕事ができないのはなぜ?
- お客さまやケアマネが仕事以外のことを要求する
- 自分に知識や能力が足りない
- 家族に振り回される
仕事の阻害要因は色々あると思います これらに共通する点は 「解決する手段に感情は不要」ということです
手段に感情はいらない!
「え?どういうこと?」
と思われるかも知れませんね
でも 目的を達成するための手段に 感情は邪魔なのです 先ほどの例で考えてみましょう
「a.お客さまやケアマネが仕事以外のことを要求する」
→答え:「できません」とお断りする
ダメなあるある:断る勇気がなく 事務所にも言いづらく 思い悩む
「b.自分に知識や能力が足りない」
→答え:勉強する 訓練する
ダメなあるある:やる気が起きずにいつまでもスキルアップせずに自己嫌悪に陥る
「c.家族に振り回される」
→答え:やるはずだった仕事を引き継いで 速やかに家族の問題を解決する
これに関して具体的に言えば 学校に呼び出されたら学校に行く 病気したら病院に連れていく などです
ダメなあるある:済んだことを思い悩み 2時間で済んだのにその日を全休する
いづれにしても 問題の解決や手段に 感情は不要です 感情を持ち込むと 逆にややこしくなります
要するに
仕事の目的は「感情」
目的達成のための手段は「理性」で行い 余計なことは考えない
ということです
仕事に立ちはだかる「壁」
いつまで経っても成長しない人の特徴
- 臆病
- そのくせ頑固
- めんどくさがり などなど
いっぱいありますが いづれも「感情」に左右される人です
そして 視点が低いといった特徴があります
壁を乗り越えるには
成長できない人は「視点が低い」といった特徴があります これを解消するためには 視点を上げればいいだけです
どうやって上げるの?
それは 勉強や訓練をする ただそれだけです
程度が低い人に限って「やる気」とか「自分にご褒美」とか「効率的に」とか いろいろ言って 行いません こんな風に言う人がいたら「あぁ~ この人は程度が低いんだなぁ~」と思いましょう
繰り返します 何も考えず ただ たんたんと勉強や訓練をしましょう
具体的に何すればいいの?
ヘルパーがやるべき自己研鑽
結論を言います つべこべ言わず 淡々と行いましょう
- 会社の売り上げを意識する
- 会社の勉強会の内容をちゃんと理解する
- 訪問介護計画書・基本情報をちゃんと読み込む
- どんなお客さんのところでも とりあえず行く
- スマホの使い方を覚える
- わからないことがあれば聞く
ただ これだけです
繰り返しますが 感情は不要 つべこべ言わず ただ行うだけでいいです
勉強もスマホの使い方も たいして難しくないから大丈夫
身体介護などの技能は 100回研修を受けるより 現場に入った方がはるかに効率的です ビビッて現場にはいらない人は誰ですか? そのままでは一生技能は身に付きませんよ
ほとんどのヘルパーに足りないものは コスト意識です 自分が訪問したことで 会社に何円貢献したのか? それに対する自分の時給はいくらか? こういうことをちゃんと意識すれば ブラック企業につかまることはありません
「給与明細の内訳が謎なんですけど・・・」
そんな方いますか? 残念ですが 今すぐ 別の会社に転職しましょう
なお もっと根本的な理解をしたい人は 次の提責の自己研鑽をやってみると さらに視点があがりますよ
サービス提供責任者がやるべき自己研鑽
- 会社の売り上げを意識する
- 赤本・青本を理解する
- ケアプランの一連の流れを理解する
- パソコンの基本的な使い方を覚える
- チーム運営を学ぶ
- わからないことは 勉強の仕方を聞く
売り上げの意識は 前項のヘルパーと同じです 自分の給与明細の内訳がわからない人は 別の会社に転職しましょう
赤本・青本の理解は必須です これはケアマネより詳しくなる必要があります これができなければ 提責はムリだと心得ましょう
ケアプランの流れは アセス・計画・実行・モニタ ただこれだけ これに対応した提責の動きを覚えるだけ 簡単ですね
パソコンの基本とは メール・LINE・PDF・エクセル・ブラウザ・チャットGPTなどの自動生成AIです 高価なパソコンスクールに行く必要はありません 一つ一つちゃんとやれば 一か月もかかりませんよ 覚えない人は やる気がないだけだと 心得ましょう
チーム運営は ヘルパーさん一人一人の特性を知ることが大事ですね そのためにはコミュニケーションが不可欠です
分からないことは 答えを聞くのではなく どこにそれが載っているか どうやったら分かるのか 方法を学びましょう そうすれば 次に同じようなことがあっても独学できます 他人から答えを聞いた内容は 理解してないので すぐ忘れます
こんな人は上達しません
- NGのお客さま・ケアマネがいる
- 「自分の利用者」だと思う
- 会社で言われたことをしない
- 家族に振り回される
1.NGの利用者・ケアマネがいる
「人間だから合う・合わないがあるよね~」は単なる言い訳にすぎません 仕事なんだから 感情は不要です
介護のプロなんですから どんなお客さんやケアマネとも仕事できるようにしましょう 家族じゃないんだから 感情はいりません だって仕事の時しか会わないのですから
2.「自分の利用者」だと思う
お客さまに感情移入しすぎて「自分の利用者」のように振る舞う方が時々見受けられます また「女性だから同性の私が行かなければ」と思うのも同じです 感心できませんね
「自分が行かなければ」と思うのは 勘違いです お客さまが無くなったら葬式もヘルパーが出すわけではありませんよね 私たちはあくまで仕事で関わっているのですから 仕事の範囲を超えたやり取りは仕事ではなく「ママゴト」だと心得ましょう
3.会社で言われたことをしない
言われなくても お客さまと個人的つきあいをするくせに 会社から言われた学習はしない方も 感心できませんね
成長できない人は 色々アドバイスは求める癖に その割には言われた勉強や訓練をしない人ばかりです よくよく心得ましょう
4.家族に振り回される
家族が重症などの場合は仕方がありません 最優先にしてください
だけど お客さまのコンビニ受診は分かるのに なぜか家族になると言いなりで振り回されるのは感心できません なんのための介護知識なんでしょうか 感情に振り回されず 冷静に考えるクセを付けるのがいいですね
家族すら適切に判断できない人は お客さまの対応も適切にできませんよ
まとめ
いかがでしたか?
以上をまとめると
仕事の目的は感情でOK だけど目的を達成するための手段 例えば勉強や・訓練などは つべこべ言わずに 淡々とこなしましょう
仕事をする時は 感情は不要 感情で仕事をするのは 仕事ではなくママゴトと心得ましょう
成長するために 会社の売り上げを意識し 会社の研修・赤本・青本・計画書・スマホ・パソコンの使い方を覚え 身体介護は習うより慣れろです
分からないところは人に聞くか 調べ方を習って 次からは自分で調べられるようにしておくといいですね
勉強や訓練で視点を上げて 知識・技能の壁を超えることができれば 次からは自力で成長していくことができますよ ファイト!