
覚えなくてもいいけどね・・・
私たちは訪問介護員です 医療の専門家ではありません ですから 詳しく覚える必要はありません 要は「伝わればいい」 だけど「痛みの種類」って お客さまの訴えではよく聞くけど 一覧にしたものとか 習いませんよね? ですから 私が独自に一覧を作ってみました このような方 ご活用ください
- 介護記録を書く時
- 医師などに伝える時
- 主治医意見書の専門用語がわからない など
このページを登録しておいて「辞書代わり」にお使いください
なお 以下の点にご留意ください
- ※私は医療従事者ではありません 誤りがあればご指摘ください
介護従事者は 要は「伝わればいい」 ただ 知っておくと便利なこともあります 参考程度にどうぞ
目次
1. 部位別の「~痛」
痛みの「部位」を表現する際に使われる「~痛」
| 用語 | 痛みの部位 |
|---|---|
| 頭痛(ずつう) | 頭部の痛み |
| 顔面痛(がんめんつう) | 顔の痛み |
| 眼痛(がんつう) | 目の痛み |
| 耳痛(じつう) | 耳の痛み |
| 咽頭痛(いんとうつう) | のどの痛み |
| 胸痛(きょうつう) | 胸の痛み |
| 背部痛(はいぶつう) | 背中の痛み |
| 腹痛(ふくつう) | お腹の痛み |
| 側腹部痛(そくふくぶつう) | 脇腹の痛み(腎臓など) |
| 腰痛(ようつう) | 腰の痛み |
| 鼠径部痛(そけいぶつう) | 鼠径部(股関節周囲)の痛み |
| 殿部痛(でんぶつう) | お尻の痛み |
| 上肢痛(じょうしつう) | 腕の痛み |
| 下肢痛(かしつう) | 脚の痛み |
| 膝痛(ひざつう) | 膝の痛み |
| 足痛(そくつう) | 足の痛み |
| 陰部痛(いんぶつう) | 外陰部の痛み |
| 会陰部痛(えいんぶつう) | 会陰部の痛み |
2. 痛みの性質・原因別の「~痛」
痛みの性質や原因を表す
| 用語 | 特徴・原因 |
|---|---|
| 刺痛(しつう) | 針で刺すような痛み |
| 焼灼痛・灼熱感(しょうしゃくつう・しゃくねつかん) | ヒリヒリ・ちくちくした痛み |
| 拍動痛(はくどうつう) | ズキズキと脈打つような痛み |
| 絞扼痛(こうやくつう) | 強く締め付けられるような痛み |
| 鈍痛(どんつう) | 重だるく持続した痛み ズーンとした不快感 |
| 放散痛(ほうさんつう) | 痛みの原因の部位とは異なる部位に広がるように感じる痛み |
| 圧迫痛(あっぱくつう) | ズーンとした痛み 圧迫感を伴う痛み |
| 引きつれ痛(ひきつれつう) | 皮膚や筋肉が引っ張られるような痛み ツッパリ感を含むこともある 手術後の瘢痕(はんこん)など |
| 関連痛(かんれんつう) | 神経の経路を介して痛みの原因とは異なる場所で感じる 痛みの発生源とは無関係なように錯覚する 内臓疾患や神経障害など |
| 神経痛(しんけいつう) | 神経に沿って走るような激しい痛み(ピリピリ) |
| 筋肉痛(きんにくつう) | 筋肉のはりやこわばりを伴う |
| 関節痛(かんせつつう) | 関節の痛み |
| 骨痛(こつつう) | 骨の深部からズーンと聞こえるような痛み |
| 血管痛(けっかんつう) | 血流障害による痛み |
| 虚血性疼痛(きょけつせいとうつう) | 血流不足によって発生する ズキズキ・締め付けられるような痛み |
| 癌性疼痛(がんせいとうつう) | がんに関連する痛み 持続的な鈍痛・圧迫感・鋭い刺すような痛み |
3. 特定の疾患・病態に関連した「~痛」
特定の疾患や病態に関連した痛み
| 用語 | 特徴・疾患 |
|---|---|
| 心臓痛(しんぞうつう) | 狭心症や心筋梗塞など |
| 胃痛(いつう) | 胃炎・胃潰瘍など |
| 胆石痛(たんせきつう) | 胆嚢炎・胆管炎など |
| 腎疝痛(じんせんつう) | 尿路結石・腎盂炎など |
| 膵炎痛(すいえんつう) | 急性膵炎など |
| 虫垂炎痛(ちゅうすいえんつう) | 右下腹部の圧迫痛 |
| 生理痛(せいりつう) | 月経時の下腹部の痛み |
| 陣痛(じんつう) | 出産時 |
| 筋収縮縮痛(きんれんしゅくつう) | こむら返り |
| 帯状疱疹痛(たいじょうほうしんつう) | 帯状疱疹 |
4. 特殊な「~痛」
| 用語 | 特徴 |
|---|---|
| 幻肢痛(げんしつう) | 欠損した手や足などに感じる痛み |
| 心因性疼痛(しんいんせいとうつう) | 精神的ストレスによる痛み |
| 不定愁訴(ふていしゅうそ) | 原因不明の慢性痛 医学的に説明できない痛み |
まとめ
✔ 痛みは 部位別・性質別・疾患別などの分類がある
✔ 幻肢幻肢痛や心因性の痛みなど 特殊な痛みの表現もある
💡結論:介護職が完璧に覚える必要はないが 部位・原因・疾患ごとに多様な種類があるため 医師の正しい診断のためにも 正しい記録は重要な役割を果たす!