介護保険の場合:ざっくり1回500円程度
有償ヘルパーの場合:1時間3300円(弊社の場合)
ここでは ヘルパーの利用料金について 説明します
図解
ヘルパー料金は 介護保険の場合と 介護保険外(有償ヘルパー)によって異なります
さらに介護保険では サービスごとに細かく分かれています
要支援1,2の方 総合事業対象者の方(弊社の場合:R5年現在)
月単位の月額制です
- 訪問型独自サービスⅠ(週1回訪問):月額1439円
- 訪問型独自サービスⅡ(週2回訪問):月額2875円
- 訪問型独自サービスⅢ(週3回訪問):月額4562円
- 初回の月のみ 244円上乗せ
※自己負担割合が2割の方は2倍 3割の方は3倍
※休んでも月額料金は変わらない
※月途中で介護保険の認定内容や利用サービス種類に変更があった場合は、日割り計算
日割り計算の適用条件
- 月途中で要介護の状態区分が変わった
- 月途中で契約が変わった
- 月途中で別の訪問介護事業所に変更した
- 月途中で介護保険が失効または復活した
- 月途中で事業所の指定が取り消された
- 月途中で施設等に入所した
要介護1~5の方(弊社の場合:R5年現在)
要支援と違い「1回いくら」です
月の利用料金は 回数×料率
身体介護の料金
身体介護30分(身体1・Ⅱ) | 336円程度 |
身体介護60分(身体2・Ⅱ) | 533円程度 |
身体介護90分(身体3・Ⅱ) | 779円程度 |
以降 30分ごとに増える | 30分ごとに112円上乗せ |
ヘルパー2人で同時に介助する場合は 単純に2倍の料金です
生活援助の料金
生活援助45分未満(生活2・Ⅱ) | 246円程度 |
生活援助45分以上(生活3・Ⅱ) | 303円程度 |
複合(身体介護+生活援助)の料金
身体介護30分+生活援助30分程度(身体1生活1・Ⅱ) | 427円前後 |
身体介護30分+生活援助60分程度(身体1生活2・Ⅱ) | 516円前後 |
身体介護30分+生活援助70分位以上(身体1生活3・Ⅱ) | 607円前後 |
他の組み合わせパターンは お問い合わせください
なお 通院等乗降介助との複合サービスはありません
通院等乗降介助
通院等乗降介助(1乗車) | 133円前後 |
福祉タクシーの乗車料金は別途 タクシーメーター通り
要介護の方の共通事項
早朝・夜間・深夜は割増
- 早朝(6~8時)・夜間(18~22時):1.25倍
- 深夜(22~翌6時):1.5倍
初月のみ244円上乗せ
訪問介護料金の仕組み
{(1基本単位数)と(2事業所ごとの料率)の合計}×(3地域ごとの単価)×(4お客様の負担割合)
ややこしいですね 簡単にご説明します
1.基本単位数
例えば
要支援の方の週1回のサービス「訪問型独自サービスⅠ」の基本単位数は1176単位
要介護の方の身体介護30分「身体介護1」の基本単位は250単位
このように、それぞれ定められた基本単数があります
2.事業所ごとの料率
事業所には 法に定められた加算を取得することができます
どの加算を取得するかは事業所が決めます
弊社の場合は
- 特定事業所加算Ⅱ:10%(要介護のみ、基本単位数に乗じる)
- 介護職員処遇改善加算Ⅰ:13.7%(合計単位数に加算する)
- 介護職員等特定処遇改善加算Ⅰ:6.3%(合計単位数に加算する)
- 介護職員等ベースアップ等支援加算:2.4%(合計単位数に加算する)
基本単位に上記の料率を上乗せします
乗じるか加算するかは 種類によって異なります
例1:要支援の方「訪問型独自サービスⅠ」の場合
(1176単位)+(1176×13.7%)+(1176×6.3%)+(1176×2.4%)
例2:要介護の方「身体1」の場合
(250単位)×(10%)=275単位
(275単位)+(275×13.7%)+(275×6.3%)+(275×2.4%)
3.地域ごとの単価
単位数を円に換算します 弊社の地域の場合は10円です
例1:要支援の方「訪問型独自サービスⅠ」の場合
(1176単位)+(1176×13.7%)+(1176×6.3%)+(1176×2.4%)
=1176+161+74+28=1439
1439
{(1基本単位数)と(2事業所ごとの料率)の合計}×(3地域ごとの単価)
=1439単位×10円=14390円
例:要介護の方の「身体1」の場合
(250単位)×(10%)=275単位
(275単位)+(275×13.7%)+(275×6.3%)+(275×2.4%)
=275+38+17+7=337
{(1基本単位数)と(2事業所ごとの料率)の合計}×(3地域ごとの単価)
=337単位×10円=3370円
4.お客様の負担割合
公的な医療保険と同じように 介護保険にも負担割合(1~3割)があります
医療保険と違って 介護保険証とは別に介護保険負担割合証が送付されてきます
介護保険の利用には どちらも提示する必要があります
1割負担の方が多いですが 所得や介護保険料の滞納状況により 2割・3割の方もいらっしゃいます
例:要支援の方「訪問型独自サービスⅠ」で1割負担の場合
{(1基本単位数)と(2事業所ごとの料率)の合計}×(3地域ごとの単価)×(4お客様の負担割合)
={1439単位}×(10円)×(1割)=1439円
例:要介護の方の「身体1」1回利用で1割負担の場合
{(1基本単位数)と(2事業所ごとの料率)の合計}×(3地域ごとの単価)(4お客様の負担割合)
={337単位}×10円×(1割)=337円
5.事前にケアマネが計算してくれる
計算はややこしいですよね しかしご安心ください
利用する前に 担当のケアマネージャーがあらかじめ1ヶ月の利用料を計算してくれます
それも 毎月あらかじめ 訪問して翌月の料金を教えてくれます
したがってケアマネさんに聞くのが手っ取り早いですね
担当ケアマネージャーを決めておくことの重要性については こちらの記事を御覧ください
ご利用前に おおよそざっくりとした計算をしたい場合は 1回500円位と考えておけば それより大きく外れることは無いと思います